コーチングにおける現状の外側のゴール設定について詳しくしりたい。
「現状の外側にゴールを設定しましょう」と言われても、いまいち感覚が分からない。
現状の外のゴール設定のポイントについてしりたい。
という方向けの記事です。
こんにちは、森昇/Shou Moriです!
この記事では
- 現状の外側のゴール設定をする理由
- 現状の外側のゴール設定をするポイント
について解説しています。
結論からお伝えすると、
- 自分が身を置いてる構造を知ること
- マインドの働きを知ること
です。
そうすることで、あなたはゴール設定をどんどん出来るようになって、現状を変えることが出来るようになります。
今回の記事を書いてる僕は、2016年からマインドコーチとしても活動をしていて、セッションやスクールを通して悩みを解決して現状の外側に向かえるようにサポートしていて成果を出しています。(自己紹介参照)
また、おかげさまでぼく自身、コーチングを本格的に導入する前は「独立するなんて無理」「やりたい事だけやるのは無理」と思ってましたが、独立も3年目になってやりたい事だけしかやらない生活を送れています。
詳しくは自己紹介やセッションを受けた方の感想を載せてあるので参考にしてみてください。
➡気になるところから読む
コーチングで現状の外側のゴールを設定する2つの理由

コーチングで現状の外側のゴールを設定する2つの理由は「過去に囚われないため」「ホメオスタシスの力を使いたいから」です。
過去に囚われないため(出来るではなくやりたいか?)
世間で言われる目標設定(達成可能なモノ、ちょっと背伸びすれば届く目標)をすると、ますます過去と現状に囚われる事になります。
「やりたいこと」ではなく、「今の自分にできるか」で考えるということは、過去から現状の可能性でモノゴトを決めてるからです。つまり現状の最適化になるという事です。
子どもは常に「できるか?」ではなく、「やりたいか?」で考えて行動します。
例えば子どもに「10年後に何をしたい?」と質問すると、大人が思いつかないような発想をしたり、やりたい事を離してる子どもの目はとてもキラキラしていて、楽しそうな雰囲気が伝わってきます。
なぜなら未来の可能性がたくさん見えてるからです。
だけど大人になるにつれて「やりたい」ではなく「今できること」で考えるようになります。(考える思考を刷り込まれる)
試しに大人に「10年後に何をしたい?」と質問しても、ほとんどの場合、現実的な回答しか返ってきません。
その違いはやはり、
- 「やりたいかどうか?」という自分が思うまま、感じるままに答えてるか?
- 現状の自分に出来そうな事で答えてるか?
です。
僕も社会人になってコーチングを導入する前は「今の自分に出来る事」からやりたい事を考えてました。
だから毎日はめちゃくちゃ退屈でつまらなかったんですよね。
さらに現状というのは過去のゴール設定の結果なので、現実的に考えたゴールというのは過去に囚われてるというわけです。
なので僕たち大人が当たり前にしている「現実的に考えて今できること」という視点で未来を考えたとしても、今の現状を大きく変化させる未来を描けるはずはありません。
なので僕はクライアントさんやスクール生には、「年齢や性別、性格、能力や実績をとりあえず考えない」ようにアドバイスしています。
ホメオスタシスの力を使いたいから(頑張らないから達成できる)
ゴールを達成するのは気合いや根性ではなく、ホメオスタシス(恒常性維持機能)の力です。
もう少し具体的にお伝えすると、目的的思考によって無意識のうちにゴールに向かい、やりとげてしまいまうということです。
目的的思考とは、目的論的なプロセスを使って前進して、なりたい自分になる事です。
「頑張ってるけど達成できない」という人は、そもそもゴールが低すぎてホメオスタシスの力を使えてないからです。
「気合い、根性、頑張る、努力」といったモノは瞬間の力を出させたとしても、長期的に観ればホメオスタシスの抵抗にボコボコにされて失敗に終わります。
何かを成す人というのは目的的思考を働かせ、ホメオスタシスの力を使って自然にゴール達成をしています。
流れに身を任せる感じですね!
そして身を任せるためには方向性を決める必要がありますが、それがゴールでありリアリティであり、コーチングでやるべきことです。
僕たちが常に現状を維持できるのはホメオスタシスが働いてるからです。
そしてコーチングでは
- ゴールと現状にギャップを作り
- ゴール側を達成した自分および達成してる自分から見た現在の状況のリアリティを高める事
で、脳に現実ではなく「ゴール側の世界が現実だ」と判断させて、目の前に広がる物理的現実世界を合わせることを核としています。
ゴール側の視点から今の自分を観ると、「あっ、やばい。こんな状態は自分らしくない」と、ホメオスタシスの機能により無意識が強烈に働き始めて、行動に移せてしまうわけです。
だからこそ「努力はいらない」わけです。むしろ「努力してはいけない」んですよね。
「努力はいらない」については【重要】努力はいらないマインドを作るコーチングの使い方でも解説してるので参考にしてください。
コーチングの現状の外側ゴールとは構造的に不可能なもの

「現状の外側」といわれると馴染みがないですが、コーチングの現状の外側のゴールとは「構造的に不可能なもの」を指します。
たとえば、今の会社で出世して社長になるのは現状の内側です。どんなにあなたが心機一転したとしても、今勤めてる会社組織というシステムに組み込まれてる以上、出世するのは現状の最適化です。
そう考えると日本のGDPやサラリーマンの平均年収が低いのも、現状の最適化を極めた結果だとも言えます。
現状の最適化を極めた結果が今の日本社会を作り、しんどい世の中や現実を作っているという事は、あなたがやるべきことは現状の外側にゴール設定をすること。
これが最も効果的な解決方法であり、今よりもハッピーになる為に方法です。
コーチングで現状の外側のゴールを設定する6つのポイント

コーチングで現状の外側のゴールを設定するポイントは
- 今の自分が身を置いてる構造を把握する(変化は現状把握からはじまる)
- 時間軸を捨てる(○○年後に達成がムダな理由)
- 現実を基準にして考えるのをやめる
- WantToであること(やりたくない事をゴールにするのは無駄の極み)
- ゴールは曖昧でOK(明確にするのは自己イメージ)
- 現状の外側はすでに現状の内側である(ゴールは常に更新しよう)
です。それぞれ解説していきます。
今の自分が身を置いてる構造を把握する(変化は現状把握からはじまる)
いまのあなたが身をおいてる構造を把握しましょう。つまり現状把握が大事だということです。
たとえ頭に汗をかいてゴールを設定したとしても、そもそも自分が身をおいてる構造で可能であれば現状の内側のゴールであり最適化にすぎません。
たとえば自分で1円も稼いだことない人にとっては年収1000円でも現状の外側ですが、稼いだことがある人にとっては現状の内側です。
年収一億円のスキームが見えてない人にとっては抽象度の高低はあれど現状の外側です。
いま転職活動してる人であれば、たとえいま内定をもらってないとしても、やり方が見えてるし転職という構造に飛び込んだので、転職活動をするというゴールは現状の内側となります。
なのでまずは、「自分ががどんな構造(システム)に身を置いてるのか?」を明確にすることが、現状を打開する第一歩となります。
時間軸を捨てる(○○年後に達成がムダな理由)
「3年後に達成できる」などの時間軸を捨てることも大切です。
なぜなら脳には時間軸が関係ないからです。
たとえば「3年後に独立したい」「将来自分でビジネスしたい」と思うと、脳には時間軸は関係ないしサボって楽をしたいので、「じゃあいま行動しなくていいよね」と創造的回避をします。
だけど僕たちには「今この瞬間」しかないので、
「3年後に独立したい」とゴール設定すれば、3年後にも同じく「3年後に独立したい」と言っているし、
「将来自分でビジネスしたい」とゴール設定すれば、「将来」はいつまでも来ることはありません。
あなたの周りにも何年も前から理想を掲げてるけど一向に現状が変わらない人は、こうして時間軸を捨ててない場合が多いです。
なので僕のコーチング講座受講生達には「今日から皆さんはプロのコーチです」と1回目の講義から口酸っぱくいってますし、セッション受講されてる方も時間軸については耳にタコができるくらい言っています。
講座を受講してる以上、コーチングが使えるようになるには実践すればいいだけなので、結局は時間の問題です。
つまり
- プロコーチになること、
- マインドの使い方を身につけること、
- お金を稼ぐこと、
- 今の悩みを解決すること
はすべて現状の内側(現状の最適化)であり、スクール受講前に悩んでいた悩みや問題は解決できてしまう程度のレベルになり、ビジネスであれば収入を得てしまうということになります。
ということは、やることなすこと現状の最適化となり、たくさん実践してもけっきょく現状維持になってしまうということです。
世の中のほとんどのスクールや講座は「修了後に学んだことを使えるようになればいい」という意識でカリキュラムを組まれてますが、それではマインドの使い方としては現状の最適化であり変化がかなり遅くなるんですよね。
そういう意味でも身をおいてる構造を理解して現状を把握して、常にゴールを更新するのはとても大事なわけです。
現実を基準にして考えるのをやめる
現状を基準にして考える(できるかどうか)で考えるのはやめましょう。
「今の自分でできるかどうか」はまさしく現状の内側であり、今悩んでる問題を解決できないからです。
いかなる問題も、それをつくり出した同じ意識によって解決することは出来ません。(The problems that exist in the world today cannot be solved by the level of thinking that created them.)
アインシュタイン
なぜ「悩むのか?」「問題だと感じるのか?」というと、今の自分では解決策が認識できてないからです。
なのでいまの現状を変えるためにも飛躍する必要があり、そのためには現状を基準にして考えるのではなく、理想から考える必要があります。
現実的に考えるとは、問題解決を放棄したのと等しく、何物でもない自分を自ら選択したという事です。
「今の自分でできること」から考えると、それこそまさしく現状の最適化であり、けっきょく現状維持という無間地獄で苦しむことになります。
無意識のちからを使えず「気合い」「根性」「頑張る」「努力」に頼ることになり、ホメオスタシスにボコボコニされるので、行動を起こせたとしてもしんどくなります。
なのでまずは理想から考えましょう。
WantToであること(やりたくない事をゴールにするのは無駄の極み)
現状の外のゴールを設定したとしても、それが自分が心からやりたいと思ってなければ意味がありません。
そもそも設定したゴールを達成するのはあなた自身なので、やりたいと思えなければどんなに気合いや根性をいれたとしても行動に移せないばかりか生産性駄々下がりな状態で毎日を過ごすことになります。
WantToについてはこれはWantTo?悩み続ける人のコーチング的見分け方【偽の価値観を捨てる】で詳しく解説したので参考にしてください。
ゴールは曖昧でOKです。(明確にするのは自己イメージ)
ゴールの特性上、それ自体はとても曖昧なものになります。ここが世間で言われる夢や目標との違いです。
逆に言えば、現状の外のゴールについて「今の自分が具体的に説明できてしまう」ものは、「自分にとってはゴールでもなんでもない」という事です。
だけど僕たちのマインドはリアリティ(臨場感)が高い情報に合わせて働きます。
なのでやるべき事は「ゴールを達成した時に持ってるであろう自己イメージおよびコンフォートゾーン」の
リアリティを上げる事」です。
なのでポイントは
自分が達成したい現状の外側のゴールを成し遂げた時、どんな自分ならふさわしいのか?
を決めるという事です。
そしてそのリアリティを維持し続ける事で、マインドに働くホメオスタシス(恒常性維持機能)が現状の外側のゴールの世界観に働き、無意識的に行動出来るようになるわけです。
詳しくはコーチングでマインドを変える方法と変わらない人が絶対にやるべき事を参考にしてください。
現状の外側はすでに現状の内側である(ゴールは常に更新しよう)
ざっくりと現状の外を説明すると、「達成方法が全く分からない」ということです。
なので「独立起業したい」として、まったく独立起業する手段が分からなければ、その人にとっては「現状の外側」という事です。
だけど、あなたが「現状の外側だ」と思ってること、解決したい悩みや問題はすでに現状の内側である可能性があります。
なぜなら現代社会では、現状の外側の手段や方法を知るハードルが格段に下がってるからです。
独立起業であれば、ネットで調べれば1分もしないうちに、独立起業の方法を知ることが出来ます。それも生々しい体験談付きで。
となると、、、あなたが解決したい悩みの手段と方法を知れば、あとはその通りできるかどうか。
つまり時間の制約上、脳は現実と認識します。
「3年後には達成できるな」は、脳からすれば「すでに達成してる」ということです。
たとえばこのブログにたどり着いたということは、「実践して時間が経てば」コーチングを使えるようになります。
つまりあなたが「コーチングを使えるようになりたい」というゴールはすでに達成できるものであり、あなたの悩みも解決できるということです。
つまり現状の内側のゴールになっているということですね!
転職や独立もゴールにならないとなんどもお伝えしているのも、それらがすでに現状の最適化だからです。
なのであなたがやるべきことは、「コーチングを使って何をしたいのか?」「悩みを解決したあと、どうしたいのか?」について本気で考え、ゴールを更新することになります。
あなたは何をしたいのでしょうか?
そのつぎはどうしましょう?
ゴールは常に更新するものです。
現状の外側のゴールに向かう過程はとても楽しいです
コーチングを使って現状の外側のゴールに向かう感覚はとても楽しいです。
未知の世界に向かう感じで、出会う情報がとても新鮮でワクワクします。
もちろんゴール達成の過程において一般的にネガティブだと認識される出来事や感情も出てきますが、ゴールがWantToなので全てがプラスに変換されます。
「頑張る」「努力する」「耐える」のはゴールとしては全く違うということですね。
そんなゴールはさっさと捨てて、楽しいゴールを持ち続けましょう。
現状の外側のゴールを設定して、それが物理的現実世界に落とし込めるほど、自己成長に繋がるし、可能性も広がるし、人生がとても楽しくなります。
もちろんいま現状の外側のゴールが設定できてなくても、そちらがわに迎えてなくても自分を責めなくてOKです。
丁寧に自分と向き合い、変化していくと結果的に現状の外側に向かっているものです。
なので現状の外側のゴールをWantToで設定する大切さ、世界観をしりつつ、ゴール設定が人生をよりハッピーにする秘訣なのは知っておきましょう!
可能性は目の前にすでにありますよ!
以上、コーチングで現状の外側のゴール設定をする2つの理由【設定方法も紹介】…でした!
森昇/Shou Moriより
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『仕事の苦しみ・職場の人間関係のストレスから解放する』マインドコーチ
社会人としての夢を描けないまま、東証一部上場企業を新卒入社後、たくさん読書をする中で、「このまま働き続けても未来がない」と危機感を覚え、10ヵ月で退職。
そして転職先を精神的ストレスで1日で行けなくなり辞めてしまう。
転職大失敗後に親しい人たちから批判されまくり、人間不信になって2ヶ月引きこもった後、3年間フリーターとして働く。
「こんな生き方で人生を終えたくない」ともがき続けたときに、コーチングと出会って衝撃を受けた後、コーチングとビジネスを実践しまくる。
その結果、3か月で独立して、やりたいことだけする生活を送り、晴れて自由の身に。趣味活動や、創作活動に打ち込んだり、好きな場所へ好きな時に行ったり、自分が興味関心を持っていることや、大好きな人たちと自由につながる毎日を送っている。
岐阜県生まれ岐阜在住。
心の底からやりたい仕事をして人生を楽しく豊かに生きるためのマインドの使い方、思考、戦略をブログや動画、メルマガで配信中。現在メルマガにて「仕事の悩みを解消するコーチング動画講座」を期間限定で無料公開中。
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