こんにちは、森昇/Shou Moriです!
現在、ぼくはコーチとしてセルフコーチングを教えたりパーソナルコーチングをしたりプロコーチ養成講座を開講していますが、2015年までの約3年間、独学でセルフコーチングをしてました。
結論から言えば、独学のセルフコーチングは上手くいかなかったです。
実際、やればやるほど悪循環に陥ってました。迷宮をさまよう感じ。
そんな感じで、「セルフコーチング上手くいかなかった原因が3つくらいあったなぁ」と身をもって体感したので、動画も交えて配信しました。
ということで今回は【森昇の独学セルフコーチングが上手くいかなかった時の3つの理由】についてお伝えします。
正しいマインドの使い方をマスターして、人生をもっと楽しく生きたいあなたへ
独学でセルフコーチングを実践しても上手く出来ず挫折した3つの理由
自分の経験を元に独学でセルフコーチングを実践してもうまく出来ずに挫折した理由を書いていきます。
理由1、「セルフコーチングは独学でいいでしょ!」と現実逃避をして、目の前の快楽にお金を使っていたから
ぶっちゃけ、セルフコーチングにお金かけたくなかったんですよ笑
なぜなら当時はストレスまみれだったので、嫌な気分を解消するための消費や、本代にまわすお金でいっぱいいっぱいだたからです。
そして将来の投資のための読書も、気づいたら「読んで終わり」の単なる娯楽であり消費活動になってました(笑)
独学とはかっこいいけど、単に目の前の現実から目を背けてただけ。
ストレスを解決できない、どうしようもない自分から逃避するために、目の前の快楽を求めてました。
それに、「本に書いていあることやれば、なんとかなるでしょ」と思ってました。
いま思えばちゃんと現状把握して本音と向き合うべきでしたが、完全ある奢りであり、そこに待っていたのは「独学の罠」でした。
セルフコーチングは頭ではなく身体(体感)で覚えることが大事
なぜなら独学だと、そもそも自分が間違っていることにすら気づけない場合が多いからです。
本当だったら先生(指導者)がいて、方法が間違っていたら「違うよ!」と教えてくれるし、修正してくれます。
さらには自分の間違いを最大限少なくできるし、実際に使えてる人の体感と変化出来る環境も手に入ります。
これがめちゃくちゃデカい。
どんな事にも言えますが、情報は無料で手に入っても体感は得られません。
体感を得るには、自分で試行錯誤して探し出すか、場を共有して臨場感を共有するかです。
そして後者の方が圧倒的に速くて確実です。僕はこういうところにお金を使いべきでした。
正しいコーチングはメチャクチャ効果上がるがゆえに無意識に抵抗を受ける
コーチングを実践した人達を隣で見てきましたが、控えめに言ってメチャクチャ効きます。
だけど効くという事は、「マインドが変わる」という事。変化は無意識にはNGです。
そしてコーチングを使ってマインドを変えようとすると、ホメオスタシスが働き、クリエイティブアボイダンス(創造的回避)を引き起こします。
なのでもしあなたがセルフコーチングを実践しても現実とマインドが変化してない場合、高確率でやり方を間違えてる可能性があります。
そして独学で上手くいかない時期が続くと、「なんで上手くいかないんだろう・・・」って焦るのでIQが下がり、論理的かつ冷静に判断が出来ない状況に陥ります。
この状態は、かなり大変だし苦痛です。
なぜなら、間違った方法を一生懸命努力してやっても、1ミリたりとも成果が出ないどころか状況が悪くなるからです。
例えば、パスタを店で食べたいと思ってGoogleに「おにぎり お店」と検索してるのに、「いくら次のページを選択してもパスタが検索欄に出てこない!」ってなっている状況と全く同じだからです。
つまりは、そもそも間違っている事に対して労力を費やしたところで時間のムダだということです。
そして見事にぼくはドハマりしました笑
理由2、いくら努力してもセルフコーチングの出発点が違ったらアウト!
さっき書いたことに通ずる事なんですけど先生の存在ってメチャクチャ大事です。
というか「誰に教わるのか」。これがメチャクチャ大事になります。
なぜなら最初に教わる人によって、あなたの中に一つの知識・常識が出来上がり、それを正しいと思って物事を判断するからです。RASとスコトーマの関係性です。
ということは「最初が間違っていたら、その時点で全てアウト」ってこと。
そして間違ったものを修正するためには
- 圧倒的に知識を仕入れ自分でなんとかするか
- 知識と経験がある人に修正してもらうか
この2つのどちらかになります。
後者の方が圧倒的に楽です。
なぜなら客観的に間違いを見つけて修正してもらえるうえに、先生たちも同じ失敗をしつつも乗り越えた経験を持ってます。
そして僕たちがこれから先、ドツボにハマるであろう失敗も経験しているため、失敗の先回りが出来るわけです。
それだけでも時間短縮になるし、さらにコーチング理論を使ってゴール達成と現状の変化を加速させることが出来ます。
ということは、先駆者の力を借りて時短しまくった結果、ほんらい独学してかかる時間と労力をやりたい事に費やせるということです。
寿命が100歳と仮定すると(恐らく日本の平均寿命は100歳は超えると思いますが)、ぼくの場合あと70年くらいを自由に使えることになります。
30代であれば、あと60年。
40代であれば、あと50年。
50代であれば、あと40年。
コーチングをつかって、自分の人生を好きなことで好きなだけ出来るようになるということです。
セルフコーチングのやり方がわからない部分を分かるように落とし込んでいくのが、僕のブログや動画などのコンテンツの役割なので、もっと情報配信したいですね!
理由3、セルフコーチングをすると一度は無意識の反発を受ける
コーチングを使うというのは「自分をもう一度作り直す」と思ってください。
つまり、あなたの世界そのものがガラリと変わるため、その分ホメオスタシスの引き留めも大きいということです。
コーチング理論をもとにゴールを設定すると、いまのマインド・現状に混乱を引き起こすことになります。
それこそが僕たちを変えるエネルギーになり、問題解決の創造性を発揮させます。
人が創造性を発揮するときは、混乱と無秩序の中にいるときです。
もし状況が、すでに自分が想定する”あるべき姿”であったとしたら、私たちの無意識は創造性を生み出したりしません。
混乱と無秩序の状況にいるからこそ、無意識レベルで創造性が発揮されるのです。
では、創造性を発揮するために、私たちはどのような方法をとればいいのでしょうか。
それが、私たちがゴールを設定するにあたり、意図的に今の現状を一度壊すという方法です。
ゴールを設定することによって、混乱を引き起こし、秩序を回復するためのエネルギーと創造性を生み出すのです。
夢を叶える方程式 苫米地英人著p120
コーチングにおける正しいゴール設定の方法は【網羅】ゴール(目標)設定5つの方法まとめを参考にしてください。
話を戻すと混乱を引き起こして変化するときは、楽しさやワクワクだけではありません。恐怖・怒り・不安・焦燥感・絶望・孤独感も感じるでしょう。
そして隙あらば、ホメオスタシスが全力で現状(という幻想)に引き留めます。
なので本気で現状を変えたいなら、「一緒に現状を変えていく仲間」と「変化できる環境」に身を置いたほうがいいです。
環境と人間環境を変えずにセルフコーチングを実践して自分を変えるのはかなり難しい
成功するための要素を単純に3つに分けると
- 使う時間を変える
- 付き合う人を変える
- 自分がいるべき環境を変える
この3つに分けられます。
3つのうち、2,人間関係と3,環境は全力で変えたほうがいいです。
大事なことなので、もう一度言います。
付き合う人と環境は、全力で変えてください。
僕たちの脳はリアリティが高い方を現実だと判断します。そしてコーチングは騙されやすい脳の機能を利用して、理想世界(ゴール)の臨場感を高めることで、ホメオスタシスをゴール側に働かせる手法です。
ですがどうしても、目の前に広がる物理世界の方が臨場感は高いので、「よし、やるぞ!」と気合いを入れても3日坊主になってしまいます。
3日坊主は性格や能力ではなく、環境であり臨場感が原因です。
全てはゴールから始まります。なのでまずはゴールを設定して、リアリティを高め、環境を変えるべきです。
そしてコーチングを使うということは、現状の外のゴールと言われる周りからするとハチャメチャな夢を持つことになります。
その時、あなたの親しい人(今まで付き合いがある人)は、「そんなの君らしくないよ」「それは無理でしょ」と大抵否定してきます。ドリームキラーです。
なのでコーチングを取り入れる時は、環境と人間関係は意識して変えたほうがいい。
コーチングを学んだ人ですら現状維持に引きずり込まれるくらい、環境と人間関係のリアリティは強力です。
独学でセルフコーチングがうまくいかない科学的理由と成果を上げるコツ
いまでは個人的な体験を元に話をしましたが、実は科学的にも説明できます。
69歳で空手を習い始めたスウェーデン人ペル・ホルムロフだ。ペルは80歳までに黒帯を取る、という目標を立てていた。
私に手紙を書いてきたのは、練習を始めて3年近くたった頃だ。上達の速度が遅すぎると思うので、どうすればもっと効果的に訓練できるかアドバイスが欲しいというのだ。
ペルは昔からよく運動をしていたが、武道はこれが初めてだった。空手は週に5~6時間、それ以外に森の中をジョギングしたり、スポーツジムに行ったりと週に10時間ほど運動している。それ以外に何をしたらいいだろうか。
ここまで聞いて「上達が遅すぎるのは当然じゃないか。もう72歳なんだから」と思う人もいるだろう。
だがそれは違う。
もちろん24歳、あるいは54歳の人のようには上達できないかもしれないが、ペルが上達のペースをもっと速められるのは間違いなかった。
だから私はいくつかアドバイスを送った。その内容は相手が24歳でも、あるいは54歳でも変わらなかっただろう。
空手の稽古の多くは大勢の生徒に指導員が一人付き、指導員が手本を見せて全員が真似をするというかたちで進む。
ときには指導員が特定の生徒が間違った動きをしているのを見つけて、一対一で指導することもあるが、そんなフィードバックが与えられるのはまれだ。
ペルもそのような稽古に通っていたので、自分のレベルに合ったアドバイスをくれるようなコーチとの個人レッスンを受けるよう勧めた。
個人レッスンの費用を考えてグループレッスン、あるいはユーチューブで動画を見たり本を読んだりすることで済ませようとする人は多く、そういうやり方でもたいてい多少の効果はある。
だがグループレッスンやユーチューブで何度手本を見ても、いくつかの小さな要素を見逃したり誤解したりすることはあるだろうし(ときにはそれほど小さくないものも見逃すかもしれない)、たとえ自分の弱点に気づいたとしてもそれを直す最適な方法を自分で見つけることはできないだろう。
何より大事なのは、心的イメージにかかわる問題だ。
第三章で見たとおり、限界的練習の主目的の一つは、対象が空手であれ、ピアノソナタを弾くことであれ、手術をすることであれ、自分のパフォーマンスの指針となる心的イメージをひとそろえ習得することである。
一人で練習していると、自分のパフォーマンスに目を光らせ、どこがおかしいかを判断するのに自分自身の心的イメージに頼らざるを得ない。
不可能ではないが、経験豊富な教師に見てもらい、フィードバックをもらうのと比べてはるかに難しく、効率が悪い。
練習を始めたばかりの段階では、心的イメージがまだあやふやで不正確であるため特に難しい。
しっかりとしたイメージの基礎ができてしまえば、その上に新たな、より有効なイメージを独自に作っていくことが出来る。
どれほど意欲と知性に恵まれた学習者でも、何かを学ぶ際の最適な順序を理解していて、さまざまな技法の正しいやり方を知っていて手本を見せることができ、有効なフィードバックを与え、学習者に固有の弱点を克服するための練習メニューを考えられる教師の指導を受けた方が速く上達出来る。
つまりあなたが成功するために一番重要なことのひとつは、優れた教師を見つけ、その指導を受けることだ。(p199-200)
<中略>
ペルは私のアドバイスに従った、師範から個人レッスンを受けるようにして、レッスン時間は短くする一方で集中力を高め、毎晩7~8時間の睡眠に加え昼食後の昼寝をするようになった。
すでに緑帯を所得し、次は青帯を目指している。
70代にして黒帯という目標までの道のりの半分は超えており、ケガさえしなければ80歳までの目標達成に自信を持っている。(p208-209)
<中略>
先生がいなくても効果的に技能を高めるには、3つの「F」を心がけるといい。
フォーカス(集中)、フィードバック、フィックス(問題を直す)である。
技能を繰り返し習得できる構成要素を分解し、きちんと分析し、弱みを見つけ、それを直す方法を考えよう。
超一流になるのは才能か努力か? アンダース・エリクソンp214
独学で失敗するケースの9割は、フォーカス(集中)、フィードバック、フィックス(問題を直す)を適切に行ってないからです。
さらにそれと同時に、コーチングの効果を高める前提条件である心的イメージを修正せずに、表面だけなぞって実践するからです。
心的イメージとはコーチング的に言えば、selfimege であり beliefsystem です。
つまり自己イメージなり、自分の頭にある固定観念なり、常識なり、思考パターンを修正していく効果的なフィードバックをとり続ける必要があるわけですが、、、
「自分なりやってみる」とは、効果を出すために必要な心的イメージを作ったり適切なフィードバックを取らずに行動だけなので、うまくいくことはほとんどないわけです。
頑張っても「正しい努力」をしていなければ報われることはないですし、努力は普通に裏切るわけです。
なのであなたが独学でセルフコーチングを実践して効果を上げたいなら、
- 「自分なり」を捨てて
- 書いてあることに自分なりの解釈を入れるのをやめて
- 理論通りに実践してその都度、フォーカス→フィードバック→フィックスを取りつつ、
- 心的イメージを修正し続ける
これを意識しつづけるしかありません。
「自分なりにやってみます!」この言葉で僕は4年という時間を棒に振ったように、僕が2014年~2015年に100万円以上の書籍やDVD講座で学び、行動してムダにするどころか現状を悪化させて八方塞がりになった事と同じになってしまいます。
特に心的イメージの大切さと、フォーカス、フィードバック、フィックスの3つの「F」を意識することは、当時に知りたかったのが正直な気持ちですね。。。
独学でセルフコーチングが出来る環境を整えたいなと思う
こうして文章を沢山書いたり動画配信するのはコーチングを理解して、自分に対してコーチングを実践できる人が増えて欲しいからです。
コーチングと出会って取り入れたことで人生をどんどん変化させてる人達をまじかで見てるし、ぼく自身もコーチングを使えるようになって人生変わったし、マインドの使い方がよくなるのは社会的にもプラスしかないからです。
ぼくが出来ることは、コーチングを理論ベースだけじゃなくて実生活に落とし込むコツをシェアすることかなと思います。
読めてなくてもコーチングを受ければ確実に上手きますが、それは費用的にキツいという人は何度も何度も本やブログを読み、動画を見て、最低3年は愚直にセルフコーチングをしてください。
それは無料でできるし、当時と比べて実践者の体感が得やすくなっているので、セルフコーチングを実践して腑に落とすハードルも低くなっています。
全てはゴールから始まります。ゴールありきです。
なのでまずは正しいゴール設定を身につけることから始めてましょう!
設定方法については【網羅】ゴール(目標)設定5つの方法まとめにまとめたので参考にしてみてください。
ここまで読んでくれたあなたの人生が、もっとよくなりますように!
追伸:人生を切り拓くマインドの使い方について、さらに詳しく5つの無料メルマガ動画講座でまとめているので、内容を知りたい方は下のリンクをクリックしてください。
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「いやいや働く人生を辞めたいけど、、、」
僕は元々コンプレックスをこじらせたダメ会社員で
自分が何をしたいのか?分からず
未来に希望を感じられない毎日を送っていましたが、、
今では会社を辞めても十分な収入を得られて、
毎日やりたいことだけして生きられるようになりました。
将来の不安やプレッシャー、時間など
あらゆるストレスから解放されて、
マイペースに暮らして心から幸せだと思える毎日です。
▶心からやりたいことを仕事にして未来に希望が持てるようになった森昇/Shou Moriの物語
社会人になってすぐ、自分の生き方に疑問を感じるようになりました。
「こんな働き方を一生続けて幸せなのか?」と。
そうしてコーチングを学ぶ機会を得て、
やりたいことが見つかり、
会社を辞めてマインドを扱うプロのコーチとして
ほぼ自動化して月収307万円到達。
経済的な自由
時間的な自由
精神的な自由
これらを獲得できるようになりました。
やりたことや特別な才能がなく、
ビジネスを学んで行動しても稼げなかった平凡な僕でも、
正しいやり方を学び、正しく行動したことで、
あっさりと人生を変えることができたのです。
そして100名以上にコーチングを行い 昔の僕と同じく仕事で悩んでいる方達が
人生を切り拓くマインドの使い方を身に着けて、
大好きな人達と仕事に心から満たされる生き方を実現できるように、
これまでのコーチング活動の中で得た知見をもとに
仕事の悩や人間関係の悩みを解消するだけでなく、
お金、時間、自由な生き方などを実現してきた方法を
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