「自分なりにやってみます!」この言葉で僕は4年という時間を棒に振った

こんにちは、森昇/Shou Moriです!

 

僕はマインドコーチやコンサルなどの仕事柄、たくさんの人から質問を受けます。

 

そうして質問に答えた後に一番多く言われる言葉があります。

ありがとうございます。自分なりにやってみます!

この言葉をたくさん見たり聞いたりします。

 

僕はこの言葉に触れるたびに、過去の自分にタイムスリップする感覚におちいります。

実は僕は、「自分なりにやってみます!」という言葉によって、4年という貴重な時間を棒に振りドブに捨ててしまってたんですよね。。。

なのでその言葉を目にすると、ほんとうに何とも言えないもどかしさ、切なさ、しんどさを感じます。

 

というわけで今回は僕の過去の体験も交えながら、「自分なり」の怖さやリスクについて書いていきます。

 

「早く最短で結果を出したい」←結果的に遠回りだった

社会人になってしばらくした時に、「このままの日常を繰り返したら人生詰む」と感じて、自分なりに現状を打開するために行動していました。

その過程で、いろいろなノウハウに手を出してちょっと続けてはやめて、また別のノウハウに手を出してはやめ、また別のノウハウに、、、

という感じで、自分の軸がなくやることなす事ブレブレな状態のまま、焦りや不安にかられて毎日行動し続けてました。

 

そんなやり方だったので、当然結果は出ず時間とお金だけが消費されていく、、、

そしてその都度、

「もっと楽に結果が出る方法はないか?早く結果が出せるノウハウは落ちてないか?」

「もっと近道できないか」

「結果が出ないのはノウハウが悪いからだし相手が悪いからだ。もっといいノウハウやメンターがいるはずだ!」

と思って、新しいモノばかり探していました。

 

本来楽しいはずの読書も、「このノウハウは使えるか?役に立つか?」という視点しか持てずに苦行になってたし、「使えるお金がないからなるべく無料で手に入る情報を求めよう」というマインドセットになっていました。

 

さらには、すでに結果を出されてる方から話を聞いたり、経営者として活躍されてる方にもたくさん会って、

「どうしたら成功できますか?成功の秘訣を教えてください!」と前のめりに質問をぶつけていました(汗

(いま思えばものすごい失礼なことをしてますね。反省してます)

 

だけど結果は何も変わらず、「あの人の言ってる事は正しくないかもしれない」と、変わらない自分を正当化してしまっていましたが。

さらに「早く最短で結果を出したい」という思いが空回りして、現状はどんどん悪化していました。

 

ある凄腕経営者に言われた、人生の根底を揺さぶる一言

「失礼なことをしてると気づかず、ノウハウや他人のせいにして、ちょっとやってすぐ辞める」をくりかえして、

ああでもないこうでもないと、ないものねだりを繰り返していたぼくでしたが、ある凄腕経営者さんから、人生の根底を揺さぶる衝撃の一言をもらい、はっとさせられました。

 

森昇:「どうしたらいまの現状を変えて、お金も稼げるようになるんでしょうか?」

経営者さん:「そうだね。。。森君はそうやって人から教えてもらうだけじゃなくて、何をするか?が大事だよ。森君が私に何が出来るのか?を考えてみましょう。あなたは私を喜ばせるために何ができるの?

森昇:「え?・・・えっと、、、おっしゃってる意味がよく分からないんですが、、、僕にはスキルも実績も何もないですし、○○さんに僕から出来ることなんてないですよ、、、」

 

ぼく自身が望んでる回答がもらえず、若干焦り、イライラしながら「早く成功の秘訣を教えてくれ!」と心の中で思っていました。

すると、経営者さんはこう言いました。

 

経営者さん:「森君は、いま何をしてるのか私には分からないけど、きっとうまくいかずに悩んでるからこうして岐阜から私のところに来て質問をしてるわけだよね?

だったら、今のキミの現実が創られてるのは上手くいかない考え方と行動を日々してるからだよ。

それならその考え方と行動を変えない限りは、いくらお金と時間をかけても何も成長しないし、むしろ現実は悪化するだけだよね?

だから今の自分の考えを変えたり捨てない限りは、結果は何も変わらないよ

森昇:「・・・・」

 

僕は今まで見てみぬふりをしてきた、痛いところをつかれた気がして、言葉が出てきませんでした。

それでも僕は、すぐにその言葉を受け入れることができず、「なんて説教臭い人だ。ほぼ全財産使った新幹線代を損をしてしまった!」と思い、その場をなんとなくやり過ごしていました。(これも凄い失礼ですね。)

頭が真っ白になっていて、気づいたら帰りの新幹線の中でした、、、

 

忘れられない悔しさ。新幹線の中で変えると決める

そうして帰りの新幹線の中で富士山をぼんやり眺めてる時に、さっきの言葉を思い出して、胸が痛くなり窓に映った顔は半泣き状態でした。

今の自分をズバリ言い当てられ、隠していた事実を暴かれ、突きつけられ、そんなどうしようもない自分が情けなくて悔しい気持ちがこみ上げてきました。

 

そういえば社会人になってからは、こういう感情はありませんでした。

 

「みんなと同じにしなきゃ」

「社会人として振る舞わなければ」

という価値観が、僕の感情を押し殺していたように感じます。

 

僕はそれまで、色々な人に教えてもらった情報やノウハウを、勝手に今の自分で解釈していました。

 

だから目の前にあるノウハウを成功者のアドバイスを素直に聞いてるようで、けっきょくは自分の考え方の延長線上で、都合のいい事しかやってませんでした。

 

そのことに気付いてから、僕はそれまでの自分の考え方を捨て、行動を変え、アドバイス頂いた内容をとにかく愚直に、丁寧に、素直にやり始めました。

 

自分の余計な考えを挟まず、コーチングスクールでも講師の方達が言っていたことやアドバイスを、愚直に、素直にやり続けていました。

 

自己流を捨て、型にはめてやってみることが大事

自己流を捨てて、型にはめてとにかくやってみました。

 

そうすると、今までとは違う結果が出るようになり始め、「変えられない」と思っていた現実をあっさり変えていました。

もちろんすぐに驚くような成果が出てきたたわけではないですが、着実に前に進んでいるような感覚を実感出来るようになり、毎日が楽しくなっていました。

 

そうやって教えていただいたことや書いてあることを愚直に実践していた結果、僕は今こうして独立して仕事が出来るようになり、仕事以外でも心から楽しんでいます。

 

当時の自分が壁だと感じていたことは、壁でもなんでもなかったんですよね。

底なし沼で這い上がれないと思っていた現実は、底なし沼でもなければ這い上がれない環境でもありませんでした。

たんに自分の考え方や行動が間違っていただけでした。ほんとそれだけ。

 

今でも時々思い返しますが、この経営者の方は、表面的で分かりやすいテクニックではなく、根本的なところでの僕の間違いに気づかせてくれたんですよね。

 

  • 自分が何かをしてもらうことだけし考えていなかった
  • 自分なんてという低い自己イメージを維持していた
  • 常に近道ばかり探して、目の前にある現実や課題から目を背けていた

 

こんな風な当時の僕を根本から変えてくれた、貴重で大事な体験でした。

「自分なりにやってみます!」をやめるとうまくいく科学的理由

自己流を捨てることをやめるとうまくいくのは実は科学的にも正しいです。

69歳で空手を習い始めたスウェーデン人ペル・ホルムロフだ。ペルは80歳までに黒帯を取る、という目標を立てていた。

私に手紙を書いてきたのは、練習を始めて3年近くたった頃だ。上達の速度が遅すぎると思うので、どうすればもっと効果的に訓練できるかアドバイスが欲しいというのだ。

ペルは昔からよく運動をしていたが、武道はこれが初めてだった。空手は週に5~6時間、それ以外に森の中をジョギングしたり、スポーツジムに行ったりと週に10時間ほど運動している。それ以外に何をしたらいいだろうか。

 

ここまで聞いて「上達が遅すぎるのは当然じゃないか。もう72歳なんだから」と思う人もいるだろう。

だがそれは違う。

もちろん24歳、あるいは54歳の人のようには上達できないかもしれないが、ペルが上達のペースをもっと速められるのは間違いなかった。

だから私はいくつかアドバイスを送った。その内容は相手が24歳でも、あるいは54歳でも変わらなかっただろう。

空手の稽古の多くは大勢の生徒に指導員が一人付き、指導員が手本を見せて全員が真似をするというかたちで進む。

ときには指導員が特定の生徒が間違った動きをしているのを見つけて、一対一で指導することもあるが、そんなフィードバックが与えられるのはまれだ。

ペルもそのような稽古に通っていたので、自分のレベルに合ったアドバイスをくれるようなコーチとの個人レッスンを受けるよう勧めた。

 

個人レッスンの費用を考えてグループレッスン、あるいはユーチューブで動画を見たり本を読んだりすることで済ませようとする人は多く、そういうやり方でもたいてい多少の効果はある。

だがグループレッスンやユーチューブで何度手本を見ても、いくつかの小さな要素を見逃したり誤解したりすることはあるだろうし(ときにはそれほど小さくないものも見逃すかもしれない)、たとえ自分の弱点に気づいたとしてもそれを直す最適な方法を自分で見つけることはできないだろう。

 

何より大事なのは、心的イメージにかかわる問題だ。

第三章で見たとおり、限界的練習の主目的の一つは、対象が空手であれ、ピアノソナタを弾くことであれ、手術をすることであれ、自分のパフォーマンスの指針となる心的イメージをひとそろえ習得することである。

一人で練習していると、自分のパフォーマンスに目を光らせ、どこがおかしいかを判断するのに自分自身の心的イメージに頼らざるを得ない。

不可能ではないが、経験豊富な教師に見てもらい、フィードバックをもらうのと比べてはるかに難しく、効率が悪い。

練習を始めたばかりの段階では、心的イメージがまだあやふやで不正確であるため特に難しい。

しっかりとしたイメージの基礎ができてしまえば、その上に新たな、より有効なイメージを独自に作っていくことが出来る。

どれほど意欲と知性に恵まれた学習者でも、何かを学ぶ際の最適な順序を理解していて、さまざまな技法の正しいやり方を知っていて手本を見せることができ、有効なフィードバックを与え、学習者に固有の弱点を克服するための練習メニューを考えられる教師の指導を受けた方が速く上達出来る。

つまりあなたが成功するために一番重要なことのひとつは、優れた教師を見つけ、その指導を受けることだ。(p199-200)

 

<中略>

 

ペルは私のアドバイスに従った、師範から個人レッスンを受けるようにして、レッスン時間は短くする一方で集中力を高め、毎晩7~8時間の睡眠に加え昼食後の昼寝をするようになった。

すでに緑帯を所得し、次は青帯を目指している。

70代にして黒帯という目標までの道のりの半分は超えており、ケガさえしなければ80歳までの目標達成に自信を持っている。(p208-209)

 

<中略>

 

先生がいなくても効果的に技能を高めるには、3つの「F」を心がけるといい。

フォーカス(集中)、フィードバック、フィックス(問題を直す)である。

技能を繰り返し習得できる構成要素を分解し、きちんと分析し、弱みを見つけ、それを直す方法を考えよう。

超一流になるのは才能か努力か? アンダース・エリクソンp214

心的イメージとはコーチング的に言えば、selfimege であり beliefsystem です。

 

つまり自己イメージなり、自分の頭にある固定観念なり、常識なり、思考パターンを修正していく効果的なフィードバックをとり続ける必要があるわけですが、、、

「自分なりやってみる」とは、効果を出すために必要な心的イメージを作ったり適切なフィードバックを取らずに行動だけなので、うまくいくことはほとんどないわけです。

頑張っても「正しい努力」をしていなければ報われることはないですし、努力は普通に裏切るわけです。

それは僕が2014年~2015年に100万円以上の書籍やDVD講座で学び、行動してムダにするどころか現状を悪化させて八方塞がりになった事と同じです。

「自分なりに頑張ります!」と過信していた当時に知りたかったのが正直な気持ちですね。。。

 

「自分なりにやってみます!」→まずは素直にやってみよう

「ありがとうございます。自分なりにやってみます!」

 

その”自分なり”は、本当にあなたに必要ですか?

 

今の自分なりを捨てて、新しい自分や一皮むけて成長した自分になっていく事が必要なのではないでしょうか?

 

たしかに、現実に目を向け、今の自分のダメさを認識して、今の自分を捨てることは、

とても心が痛くなり、情けなくなり、悔しくなるし、つらいことです。

 

だけどそれを受け入れ、新しい一歩を踏み出した時こそ、僕たちは今の自分とは違う、成長した自分になれますよ。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

森昇/Shou Mori

【『あなたを仕事の苦しみ・職場の人間関係のストレスから解放する』マインドコーチ】
東証一部上場企業を新卒入社後10ヵ月で退職→転職先を1日で行けなくなり辞める→人間不信になり2ヶ月引きこもった後、3年間フリーターとして働く→コーチング&ビジネス実践しまくる→4か月で独立して、やりたいことだけする生活を送っている。岐阜県生まれ岐阜在住。

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