「常識」って、場所や時代が変われば通用しないんですよね。
キリスト教とイスラム教での常識は違うし、資本主義国家と社会主義国家の常識も違う。
従業員の常識と経営者の常識も違うし、親と子どもの常識も違う。
江戸時代と平成の常識も違うし、国が変われば通用することも違う。
じゃあ、大人はこどもたちに何を教えたらいいんでしょうか?
動画:コーチングと自由 こどもに「社会の常識」を教えることよりも大事なこと。【教育】子どもの教育(岐阜 コーチング マインド メンタル)
➡気になるところから読む
「常識」を守ることよりも、「常識」を自分なりに考えて選ぶ社会
これが鎖国していた時代の話だったら、ひとつの常識や思想だけ教えていればよかったけど
今は世界中どこでもいけるし、ネット等を使っていろんな文化や常識に触れることもできます。
ということは、今の時代は
一つのエリアで通用する「常識」ではなくって、
いろんな思想や常識があって、
それらを自分の頭で考えて
自分なりに取捨選択できるようにした方がいいですよね。
だってそもそも僕とあなたの常識も違いますよね?
例えば、僕は読書しないとこれからの時代では確実に落ちこぼれになるから、読書をすることは当たり前だと思っているけど
ほとんどの人はそうは思ってないわけで
むしろ「意識高い系」と皮肉られたりします。
でも僕とあなたは同じ日本に住んでいる。
または今の日本には仏教の人もいればキリスト教の人もいるし、外国から移住して来る人も年々増えています。(http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/1180.html参照)
ということは、
これからますます多様の価値観・常識を持った人が増えてくるし
「日本人はかくあるべき」という一つの常識だけでは生活していくには難しくなってくるでしょう。
だからこそ、多様の価値観や常識というのが存在して、それらを使い分ける。
要するに自分なりに情報を取捨選択して、自分なりに考えて選んでいけるこどもに育てていくことが重要になってきます。
まずは親が変わろう!
こどもが変わるためには、まずは親が変わることが必須条件です。
一つの常識だけが全てじゃなくって
世の中には価値観・常識が無限大にあって、それらを自分なりに考えて選択していく。
あなたが親であれば、あなた自身が一つの価値観や常識に囚われず、人生を楽しく生きる事。
これができるようにならないと、いくら口でこどもに言ったとしても、純粋な心を持ったこどもには通用しません。

読書という最強のツールを使う
じゃあ、それらを身に着けるにはどうしたらいいかというと、今のところ一番いいのは読書をすることです。
それも同じ分野の本ばかり読むんじゃなくって、あなたが今まで興味がなかった分野や仕事や悩みと全く関係ない分野の本を読んでみること。
そのためにはまずは書店へいって、全てのフロアを散歩してみるのがいいですね。
そうすると今までの自分では絶対に興味を持たなかった分野の本棚へも足を運ぶことになるし、そこで新しい発見もできる。
それに背表紙を眺めるだけならタダだから非常にお得です笑
散歩を繰り返していくうちにだんだん読んでみたい本が増えてくるので
そうしたら本を実際に手に取って読んでみてください。
大事なのはいきなり読書のハードルを上げないことです。
今まで難しい本や分厚い本を読んだことがない人は挑戦しても挫折してしまう可能性が高いので
まずは気軽に読みやすく書いてある本から手に取って読んでみるのがいいですよ!
再生リスト:義務教育と学校教育のここがおかしい!子どもの未来を守る考え方
<まとめ>
- 常識は変わるもの。その場でしか通用しないもの。
- 一つの常識が絶対であるという考えを捨てる。
- さまざまな常識や価値観があることを理解するためには読書がおススメ
以上、「これが社会の常識」「他人に迷惑をかけるな!」と子どもに教えることよりも大事なことは自分の頭で考えて情報を取捨選択することでしょ。…でした!
森 昇/Shou Moriより