
「〇〇さんが言っているから絶対正しい」
「〇〇が発表していることだから間違いない」
テレビでの情報や尊敬できる人、自分より偉い人の発言を鵜呑みにして
考え方や情報に依存して物事を判断している人がいますが、依存は人をバカにするので注意が必要です。
「楽」が思考停止の第一歩
なぜかというと、依存することは「楽」だからです。
つまり、自分の頭で考えて物事を判断しなくてもいいんですよね。
だからこそ、他人の意見に流されるし、他人に頼らざるを得ないんです。
依存する人は、「誰かのせい」にする
そして依存心があると、自分の言動に責任を持たなくてもよくなります。
- 就職できなかったのは学校のせい
- 仕事が上手くいかないのは上司や会社のせい
- 子どもがわがままなのは配偶者のせい
- 年金が減るのは政府のせい
- 毎日が憂鬱に感じるのは社会のせい 云々
何でもかんでも上手くいかないことがあると他人のせいにします。
たしかに世の中の流れは一人の力ではどうしようもないし、自分の力が及ばす影響を受けることもあります。
だけど、何でもかんでも他人のせいにするのはラクなんですけど
それって自分の置かれている状況を、他人にコントロールされているということでもあるんです。
要するに、依存心がある人は自分の人生を、自分で生きていないってことです。
依存心がある人と陰口を言う人は似ている
さらに依存心がある人って、「陰口を言う人」の心理に近いんですけど
そういう人は自分で対策を考えることをしないから、自分の思い通りにならないとすぐにストレスが溜まり、不満や怒り・不安が溜まっていきます。
- 就職活動が上手くできなかったら、学校の就職活動のサポートの悪さに腹を立て
- 仕事が上手くいかないと、部下は上司に腹をたてるしその逆もあったり
- 子育てが上手くいかなかったら、「なんで言うこと聞けないの!」と子どもを叱りに
- 給料やボーナスが低ければ頭にくるし
- 政府に依存すれば税金の無駄遣いに腹が立つ
常にストレスにさらされ、ネガティブな部分しか見ることが出来ないから
ストレス発散しても、またストレスが溜まって発散しなければいけない負のループに陥ってしまうわけです。
そもそも、他人は自分の思い通りに動かない
ここで一旦冷静に考えてほしいのは、
そもそも、他人は自分の思い通りに動かないものだということです。
いくら自分が依存したとしても相手と自分の考え方(ブリーフシステム)は違うわけだから、思ったことと違うことをするなんてよくあることです。
家族でさえ思い通りに動かないのに、赤の他人や世の中が自分の思い通りに動くわけありませんよね。
だからこそ大事なのが
- 他人に依存しない、過度に頼らない
- そして自分の力で切り開くことを前提にして物事を判断して行動していく
- 誰の言葉に耳を傾けるのか「吟味」する
ことなんですよ。
僕たちは一人では生きていくことは不可能ですが、思考を停止させて依存しても、結局人生消耗するだけなので
大事な考え方としては、あなた自身で吟味をして情報を取捨選択していく事です。
依存心を捨て、自分で判断できるから優しくなれる
依存心を捨て、自分で判断できるから生きやすくなる。
まずは依存心をすてて、一つ一つ吟味して自分の人生に取り入れていく事が
先の世の中を生きやすくする方法です。
動画:コーチング 他人を変えるのは不可能だからまずは自分から変わろう!

以上、依存心を持つとバカになり、他人の都合に振り回されて人生消耗する。だからこそ吟味することが大切なんです。…でした!
森 昇/Shou Moriより