会社にひろがる憂鬱な流れを変えたい。事業の状態が停滞気味で職場にも憂鬱な雰囲気が伝播していて流れがよくない。憂鬱な流れを変える方法を知りたい。
という方向けの記事です。
こんにちは、森昇/Shou Moriです!
この記事では
- 会社が憂鬱な流れを変れる理由を知ることができる。
- 会社が憂鬱な流れを変える為に必要な方法を知ることができる。
ように書いています。
ぼく自身、コーチングを通して経営者の方達の相談やセッションを受ける機会も増えてきましたが、会社の憂鬱な流れを変えたいと望む人は多いように感じています。
詳しくは記事内に書きましたが、結論をお伝えすると「会社のゴール」を再更新して共有することで解決の糸口をつかむことが可能です。
会社が憂鬱な流れを変えるには経営目標の再設定が必須な理由
経営目標(ゴール)によって会社が憂鬱な状況ができているので、憂鬱な流れを変えるには経営目標を再設定することが必須になります。
いま掲げている目標によって憂鬱の状態が創られている
会社の憂鬱な状態は、いま掲げている会社の目標。つまりゴールによって創られています。
会社は国と同じく人間の集合体なわけですが、人はゴールによってパフォーマンスが決まるからです。
この場合は会社のゴールがあり、それに共感している人達が集まっているわけなので、個人のゴールよりも会社のゴールが影響を与えています。
仕事のゴールの定義は「社会に機能を提供してよりよい世界を作ること」ですが、より大きな影響を社会に与えるために、会社組織という場を利用しています。
なので会社とは概念上の存在であり、それを維持するために経営目標(会社のゴール)を設定しているわけです。
憂鬱ということはエネルギーが生まれてない状態
憂鬱ということはエネルギーが生まれてない状態ともいえます。ここでいうエネルギーとはモチベーションだったり活気だったりします。
なぜエネルギーが生まれないのか?というと、現状とゴールのギャップを埋めようとするのがモチベーションだからです。
ゲシュタルト心理学によると、人間は内部情報(イメージとか)に外部情報(目の前のモノゴトなど)を合わせるような機能を持っています。
例えば、想定していたよりも業績がぐっと落ち込むと、上からの命令がないにもかかわらず、社員に経費節約の意識が瞬く間にひろがります。
これも社員一人一人が「これくらいの業績を上げていて当然」という内部情報と、現実としての業績の落ち込みという外部情報に隔たりが生まれたからです。
そしてギャップを回復しようとするエネルギーは、外部の情報を内面のリアリティに差があるほど、大きくなります。
なぜなら外部情報と内面のリアリティの差に隔たりがあればあるほど、人は強いエネルギーを生み出し、無意識が問題を解決しようとするからです。
無理矢理やる気を出させても逆効果です
憂鬱な流れを変えようとして「飲み会を増やす」「社員旅行を増やす」というのは逆効果です。
仲間意識を高めようとするのはいいと思いますが、そもそも仕事とは「社会に機能を提供して世の中をより良くすること」なので、大事なのは会社のゴールと個人の仕事のゴールが合致できてればいいわけです。
そして憂鬱な流れというのは、会社のゴールと個人の仕事のゴールが合致してないからであり、会社のゴールが機能していないからなので、根本的な問題を解決しないで仲間意識を高めようとしても傷口に塩をぬって悪化させてしまいます。
逆に会社のゴールが再設定されて、会社全体で共有できるようになれば勝手に仲間意識が芽生えるので、「飲み会を増やす」「社員旅行を増やす」などの費用をボーナスなり事業に投資するなどした方が、よっぽどいい効果を期待できます。
会社の憂鬱な流れを変える方法
会社の憂鬱な流れを変える方法は、経営目標、つまり会社のゴールを再設定することです。
会社のゴールを再設定する
憂鬱な流れを変えるには 会社のゴールを再設定して、現状とのギャップを大きくすることです。
ゴールと現状の差が大きければ大きいほどエネルギーが生まれるわけなので、高いゴールを設定するほど、ゴールに向かって進もうとする、より大きなエネルギーが生まれるからです。
つまり結果的に憂鬱な流れを解消することができるようになります。
ゴール設定のポイントを一つ上げるとしたら、数値目標などを現状に合わせない事です。
世間で盛んにおこなわれてる目標設定は、現状の可能性を加味して「昨年より10%売り上げ向上」などの具体的で達成可能な数値目標ですが、現状とゴールにギャップが起こらないのでエネルギーが湧きにくく創造性も失われてしまいます。
つまり脳の機能を無視した目標を達成するには、「頑張る」とか「長く働く」などの長時間労働であり無理矢理モチベーションを上げるしかないという事です。
本来上がらないモチベーションを無理やり上げているので、当然しんどくなるし、憂鬱な気分にもなります。
そしてさらに問題なのが、数値で表せる目標は現状から見えるゴールであり、いまの状態を変えなくてもいいので、目の前に可能性を広げる情報があったとしても認識できなくなります。
ということは、会社としてはビジネスチャンスを逃す事になり、資本主義経済の原理原則であり失業と倒産のルートに乗る可能性を高めるという事です。
なのでこの記事で抑えるべき点としては「会社のゴールを再設定する事。ただし数値目標に合わせず高いゴールにする事」です。
ゴール設定の具体的な方法論については【重要】経営者の99%が間違える目標設定3原則とコーチング的解決策で解説しているので、そちらを読んでください。
具体的な手段や方法はゴールが決まればみつかる
「ゴール設定が大事なのはわかるけど、問題を解決する具体策の方が大事なのでは?」と疑問に思う方もコーチング受けたてのクライアントさんのなかにも多いですが、マインドの性質上、「ゴールが先、手段や方法はあと」です。
僕たちの認識できる情報は、重要度によって決まるからです。自分の中で重要度が高い情報は認識出来るようになり、低い情報は目の前にあったとしても認識することができません。
ノウハウを手に入れたとしても、本人の中で「なぜそのノウハウが必要なのか?」という目的意識(ゴール)がないと、そもそもノウハウが使えないわけです。
例えば「昨対10%UP」をゴールとしたら10%上げる情報しか認識できないですが、「昨対10倍」というゴールを設定して、それにリアリティを感じられれば、無意識はゴール達成のための手段や方法を発見してくれます。
カーナビで目的地を設定したら、たくさんのルートや移動手段が検索されるのと似ていますね。
なので具体的な解決策や方法を探し求めるよりも、まずは会社のゴールを正しく設定することが、解決への近道なんですよね。
会社全体でゴールが共有しつづける(コレクティブエフィカシーにする)
会社のゴールが決まったら、会社全体で「そのゴールを達成できる」という臨場感を共有しましょう。
ポイントは、従業員に無理矢理やる気を出させるのではなくて、経営者や取締役などの経営に携われる人達が「本気で新しいゴールを達成したい!」という気持ちを持ち、ゴールを達成した時の会社のイメージをリアリティ高く維持し続ける事です。
そしてゴールを共感出来ない人は、居心地が悪くなって会社を辞めますが、新しく入ってくる人は高いゴールに共感する人であり、会社全体として高いゴールに共感して突き進んでいる環境を創ることができます。
この状態の事をコーチングではコレクティブエフィカシーと言いますが、ゴールを共有している人達の集まりは、常にゴール達成の為に肯定的な意見やお互いを高め合い、生産性が高い状態となり、高いゴールを達成するための手段や方法をクリエイティブに考えだします。
逆にゴールに共感できない人がいる状態は、バケツに穴が開いてる状態だと思ってください。
いくら水をたくさん入れても、バケツに穴が開いているので、穴以上に水が溜まる事はありません。
つまりゴールに共感できない人が1人でもいると、気づかないうちに会社の生産性が下がってしまうという事です。
イヤイヤ働いてる時というのはクリエイティブな発想が出来ない状態なので、そういう人達のあつまりかこれからの時代は生き残っていけません。
なのでもしあなたが経営者であれば、ゴールに共感できない人は辞めてもらうほうが会社と嫌々働いてる人の両方の為になります。
経営者が掲げる目標によって会社はいくらでも変われる
会社を変えるにはコンサルティングが有効とされてきましたが、これからはコーチングの方が有効になります。
コンサルティングは過去ベースで未来取るべき行動を決めますが、過去のデータから推測できる未来はコーチングでいう現状維持であり、過去型思考であるうちは会社の問題を根本的に変えることは出来ません。
過去に経験したことないことをやってみたいと思ったとしても「今までやった事ないから無理」と行動する前に諦めてしまうことになるし、可能性は狭めてしまいます。
それに対して、コーチングは未来型思考と言われ、「過去の実績」「過去の経験」からゴールを設定するのではなく、「本当に達成したいゴール」にフォーカスをして、マインドの働きを利用してゴール達成をしていきます。
前例がことごとく通用しない時代において、
- いかに未来思考になっていくか。
- 現在の状況で考えず、枷を外していけるか。
が社運の分かれ道になります。
つまり経営者が掲げるゴールによって会社はいくらでも変われるということです。
なので過去に囚われずに未来を決めること。
達成までのプロセスを自由に創ることで、今までの憂鬱な流れを断ち切り、脱出することが出来るようになりますよ。
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